箸袋を作成中


雨模様の午後はデンジャラス。
やはり天候によって母は随分と不安定になる。

私はお昼過ぎまで仕事だった。
洗濯ものも山盛り、季節の衣替えも途中半端なので
とりあえず洗濯機を回してから母に3度目の電話をかけた。
母の第一声は、ちょっと声がかすれていたが、
例の声ではないので、ホッと胸をなでおろす。

母は折り紙の本を見ながら、先日、来訪した母の友人から
お土産で頂いた折り紙で箸袋を折っていた。
母は庭仕事をする際、手袋をつけない。
いまどき・・・と思うのだけれど、指のあかぎれがひどい。
そのため、折り紙をすると痛みを感じると言う。
私は深刻にならないように「そう、そうだよねぇ、
いつもひどい指になっちゃうよねぇ」と相槌を打つ。

庭仕事の際に手袋をはめることを提案する。
「お向かいの奥さんから、昨年、庭用の手袋を頂いたの。
でも、はめるとやりにくいし。それにね、誰がはめたか
しらないけど、使わなかった手袋がドロドロになって
物置においてあったわ。」と言い出した。
マジ?誰も使っていないのに!!!!ここでも不思議ちゃん。

そして、私が衣服の入れ替えをしていると言うと
「まったくねぇ、もう私の服、全然ないの。
誰かが持って行っちゃって。ひどいわよね。
ディサービスは車で送り迎えをしてくれるからいいけど、
それにしてもないと不自由でねぇ」と不思議ちゃんagian
ここでも「そうなのぉ。シンプルライフってことだね」と
何気にスルーして、折り紙の話に戻す。
そして「あら、お母さん、今何時?」と何気に時間を確認。
「いま?5時43分。44分、45分・・・・」
「え?お母さんの1分って随分早くない?何を見ているの?」
「時計に決まっているでしょう」
「そうね、で、何の時計?」
「電話についている時計よ」
「お母さん、それ通話時間よ。いま5時だったら大変だわ。
ほら、あのガラスの時計を見てみて」
「ガラス?あ、ちょっと待って」
「3時25分」
「え?もう3時なの?大変だわ」
「ん~あら2時?3時?違う2時25分だわ」
「あ~よかった。2時ならまだいいわ。それにしてもお母さん、
仙人じゃないんだから時計をみて生活しようよ。あれでしょう、
ほら、太陽の傾きと腹時計で生活しているんでしょう(笑)」
そういうと母も笑い出し「だってねぇ、ふふふふふ」
「だってじゃないってばぁ、江戸時代じゃないんだから
太陽時計で丑三つ時とか言わないでよ。いくら大正生まれと
昭和生まれの会話であっても話が合わなくなったら悲しいわ」
「そうね、気をつけるわ。時計を見なくっちゃ」
「そうね。ところで、箸袋、どう?かわいい?」
「それがね、指が痛くてキレイにカドができないの」
「そうか、じゃあ、カドをつけるとき、軽く折った後、
定規とかでギューッと擦るように押さえたらどう?」
「そこまでしなくていいわ」
「そう?私は大雑把だから多少曲がっていても、『手作りだし、
ご愛嬌』ってことで、と思えるけど、お母さんは几帳面だから
納得しないんじゃないの」
「そうなのよ。」「それなら、やはり定規に手伝ってもらう」
「面倒だからいい」「そう、それならいいけど」

こんな感じでひとまず3度目終了。
その1時間後、4度目をかける。

5月13日
サクラ