自分を信じる
昨日は朝、とりあえず母にメールを入れておいた。
本日、9時過ぎに電話を入れた。
さすがに疲れきっているときはキツイ。
電話の第一声は普通。しかし…
「ねぇ、昨日、サクチャン、来たでしょう?」
「行っていないわよ。朝、メールしておいたけど読んだ?」
「読んだわよ。でもね、ディサービスから帰ってきたら
2万円がないの。それとね、母の日のカードもないのね。
それと額縁に入れていたお金もないし…」と要領得ないが
とにかくお金がなくなっているとのこと。
「明日、警察に連絡するけど、今夜朝までにもう一度
確認してみるから」
「ねぇ。夜は寝たほうがいいわよ」
「寝ようと思っていたけど、こうして電話がきて、
警察に電話しなさいっていうから」
「ん~」
「あのね、額にね…」と再び繰り返す。
とりあえず1時間、話を聞いて姉に電話をした。
姉は冷静な声だったが、相変わらず審判。
「お母さんの言うことと、違うのよ。どっちが本当で
なんだかわからないし。おかしくなってもいいから
こっちで預かろうとツヨくんと話しているの」
「それは無理と思うの」
「サクチャンに負担をかけるでしょう。病院だって仕事を
休んでいっているけどいつまで続くかわからないし」
「いつまで続くかってどういう意味?」と聞きなおすと
姉がちょっと声を荒げ「いつまで続くかってことよ」
「何がいつまで続くかってこと?」
「あ、お母さんの病気よ」と何気に取り繕っている印象。
「アルツハイマーは治る病気じゃないし、一生でしょう。
薬も1-2年だしね」
「でも、友達のお父さんが薬で良くなったっていうわよ」
「認知症でもいろいろあるしね。アルツハイマーだから。
確かに投薬で一時的に脳の動きがよくなるけど」
こうしてなんだか違う話になっていった。
「この前、通帳を持っているかどうか聞いたけど、
結局、答えないし。お母さんから聞いていることと違うし。
いろいろ考えたの。サクチャンには負担でしょう」
「……話が横にそれてもね、それに悪いんだけど、審議になるから」
「お母さんは疑心暗鬼わよ。医師とコソコソやっているとかね」
「悪いけど、認知症って、どこも家族との面談が毎回あるから、
そこでね、お姉ちゃんが肯定したことをいってほしい。
マイナス感情を膨らませることになって病院に行かなくなったら
困るもの」
「ひとりで行けるって言っているわよ」
「そう、ひとりで行けるってお母さんは言っているんだ。
お姉ちゃんはどう思う?」
「ひとりでは無理だと思う」
「そうだよね、ひとりじゃ無理だよね。であれば、なおさら
先生とコソコソしていると言うなら『アルツハイマーの
診察ってそうなんだってね』と何気に『そういうもの』と
いってほしいわよ。」
「だって私は『あ、そう』しか言えないもの」
「そこを…」と言いかけたら私は涙があぶれてきて堪えるのに
精一杯だった。
「この数年、私も心配掛けたけど、サクチャンも悪い」
「ねぇ、アルツハイマーで、二人が悪いもないと思うけど」
姉は「サクチャンがマンションのローンがあるので
健康保険の扶養家族から抜いてくれないと言っていた」
「お正月にいくとものをぶつけられた、と言っていた」
「面倒をみないと言われた」など母から聞いたと私に言った。
健康保険については、私が逆に手間のなので抜きたいと
姉に説明をしたこともあったが、姉の頭の中から抜けている
ようだったし、逆に「カエデはツヨちゃんが入れたくない
ことを匂わせたので言えないというの」と私にこぼしていた。
でも、私にするとそれはどうでもいいことだった。
マンションのローンがあっても同居しなくなるケースもあるから
マンションのローンと健康保険を結びつけることもわからない。
姉は意外に母がケチということを否定していたが
市の高齢者優待が使えなくなったり、自分で月にいくらかでも
支払うことを嫌がっていたことも事実。
保険を別にすることは、私を見捨てるとか、
とにかく見捨てるの連呼だった。姉に伝えた。
私は面倒をみないといったこともない、ものをぶつけたこともない、
逆に伯父が亡くなった夜に「遠避けている、見捨てるつもりなんだ」
と運転している私にしがみついたことを。
そして審議っていうのかな、結局、私が嘘つきという見解で
母の話を受け止めているなら真実もみえない、と姉に言った。
私は母が日ごろ姉についてどう言っているか
言わないようにしている。
それは、姉にとってショックだろうと思うから。
たとえ、それを言ったとしてもキレイ事をいう、口が巧いと
いうとらえ方になってしまう。
私は悪いけど、姉が母を見れると思っていないし、
また、お金のトラブルが起こると思っている。
それに姉も壊れると思っている。
単純に母を姉に託すと楽だと思う。
でも、それは後悔を生むことだと思う。
だから、こうして助けを求めながら、
私は闘っている。
正直なところ、よく私も冷静に対応していると思う。
正直なところ、姉の考え方のゆがみを感じる。
疲れた。涙が出てくる。
姉に応援してもらいたいし、サポートしてもらいたいと思う
姉に信頼されていない自分が悲しい。
正直なところ、姉が母にお金を無心してきて、
いろいろな不具合が起こっていた。
私は、母から年間合計1万円もらう程度だ。
仕事にあけくれている妹に「私も心配掛けたけど
あなたも悪い」って何?
私は出さないようにしているけど、持病があること、
そしてひとりで生きていることを知っているだろう。
それを心理的に支えるどころか、労いもせず、
母が密かに寄せているマイナス感情を緩和させることもなく、
「おかしくなっても仕方がないから、私たちが見る」って?
何ができるのだろう。
私に言うなら自分に問いかけてほしい。
わが姉ながら、情けないというか、悲しい。
私は結局さびしさで一杯なんだと思う。
心のどこかで母に愛されなかったという思い。
自分にとって、都合のいい人を求め、
都合が悪くなったら、排除。
理にかなうか、自分のちょっとした気働きで
物事がスムーズにいくなら、それでいい。
5月27日